文献詳細
今月の臨床 産婦人科臨床の難題を解く─私はこうしている
I 周産期管理 【分娩・産褥管理】
文献概要
1 はじめに
腟壁裂傷とは,分娩時に胎児先進部の圧迫のために生じる裂傷を意味し,通常は会陰裂傷に合併して起こる場合が多く,血管の断裂を伴うときには大量の出血をみることがある.本稿では,腟壁裂傷が深部に及んだ場合の対処法について論じる.
腟壁裂傷とは,分娩時に胎児先進部の圧迫のために生じる裂傷を意味し,通常は会陰裂傷に合併して起こる場合が多く,血管の断裂を伴うときには大量の出血をみることがある.本稿では,腟壁裂傷が深部に及んだ場合の対処法について論じる.
参考文献
1) Golan A, Menabom PD : Repair of birth injuries. Operative Perinatology. pp603─679, Macmillan Publishing Company, New York, 1984
2) 福家信二,石川睦男 : 腟壁裂傷,腟・外陰部血腫.産婦治療84 : 208─211,2002
3) 杉森 甫 : 外陰,腟の発生,解剖と組織.産婦人科MOOK No.21 外陰および腟疾患.pp1─16,金原出版,1982
4) 熊澤一真,平松祐司 : 腟壁裂傷.産科臨床ベストプラクティス.pp262─26,医学書院,2004
5) 津田 晃,田中俊誠 : 腟壁・会陰裂傷の処置.図説産婦人科VIEW─8,産科小手術.pp120─127,メジカルビュー,1994
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