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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科62巻9号

2008年09月発行

文献概要

今月の臨床 妊産婦の薬物療法―あなたの処方は間違っていませんか 【よく使われる薬剤と処方の実際】

5.子宮収縮促進薬

著者: 野尻剛志1 瓦林達比古1

所属機関: 1福岡大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.1182 - P.1187

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はじめに

 子宮収縮促進薬は産科診療を行ううえでは必要不可欠な薬剤であり,種々の子宮収縮不全に関する産科疾患治療には有用性も高く,重要性も明らかである.産科の日常診療のなかで,最も繁用されている薬剤であるが,薬剤投与量や投与方法の誤った使用により胎児・新生児や母体に対する弊害の危険性もあり,使用に際しては十分な注意が求められる.

 今回は,子宮収縮促進薬とその処方の実際について,陣痛誘発・陣痛促進,弛緩出血,子宮復古不全について解説する.

参考文献

1) 鈴木正勝:日本産科婦人科学会用語問題小委員会報告.日産婦誌28 : 213─214,1976
2) 日本産科婦人科学会,日本産婦人科医会(編):子宮収縮薬による陣痛誘発・分娩促進に際しての留意点.2006,7月
3) 小濱大嗣,他:産婦人科 インフォームド・コンセントの実際,産科(妊娠・周産期)陣痛誘発・促進.産と婦73(Suppl) : 32─37,2006
4) 日本産科婦人科学会(編):産科婦人科用語集・用語解説,第5版.p203,p225,p316,金原出版,2003
5) Cunningham FG, Gant NF, Leveno KJ, et al : Williams Obstetrics 21st ed., pp427─435, 2001
6) 日本産科婦人科学会(編):産婦人科研修の必須知識2007.pp298─300,p283,pp323─324,2007
7) 母子衛生研究会(編):母子保健の主なる統計.pp78─80,2007
8) 日本産科婦人科学会,日本産婦人科医会(編):産婦人科診療ガイドライン 産科編2008. pp113─116, pp117─119,2008
9) 阿部 崇:弛緩出血.産婦の実際56 : 1864─1870,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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