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今月の臨床 妊産婦の薬物療法―あなたの処方は間違っていませんか 【よく使われる薬剤と処方の実際】
5.子宮収縮促進薬
著者: 野尻剛志1 瓦林達比古1
所属機関: 1福岡大学医学部産婦人科
ページ範囲:P.1182 - P.1187
文献購入ページに移動子宮収縮促進薬は産科診療を行ううえでは必要不可欠な薬剤であり,種々の子宮収縮不全に関する産科疾患治療には有用性も高く,重要性も明らかである.産科の日常診療のなかで,最も繁用されている薬剤であるが,薬剤投与量や投与方法の誤った使用により胎児・新生児や母体に対する弊害の危険性もあり,使用に際しては十分な注意が求められる.
今回は,子宮収縮促進薬とその処方の実際について,陣痛誘発・陣痛促進,弛緩出血,子宮復古不全について解説する.
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