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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科63巻2号

2009年02月発行

今月の臨床 性感染症up to date

【性感染症への対応と治療】

5.クラミジア

著者: 野口昌良1

所属機関: 1名古屋公衆医学研究所

ページ範囲:P.163 - P.165

文献概要

はじめに

 クラミジアに感染している男性との性行為により腟内に排出された精液に混入するクラミジアが女性に感染する.このとき,腟内から子宮頸管にクラミジアは侵入し,まず子宮頸管の円柱上皮細胞内に入りここで増殖する.さらに上行性に子宮腔内に侵入し,ここから卵管にまで侵入し,卵管采を経由して腹腔内に拡散する.このような過程で卵管においては卵管炎や卵管周囲癒着が発症する.また卵巣とその周辺にもクラミジアが感染し,子宮付属器炎も発症する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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