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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科63巻4号

2009年04月発行

文献概要

今月の臨床 ここが聞きたい―不妊・不育症診療ベストプラクティス I 不妊の検査・診断 C子宮因子 【子宮鏡検査】

23.子宮鏡検査の適応,方法,臨床的意義について教えてください.

著者: 平田哲也1 大須賀穣1 武谷雄二1

所属機関: 1東京大学医学部女性診療科

ページ範囲:P.398 - P.399

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[1]はじめに

 子宮奇形,子宮内腔の病変は,受精卵の着床が障害され,不妊または不育症の原因となる.子宮鏡による子宮内腔の検査は外来レベルで行える検査であり,超音波検査と異なり直接子宮内腔を観察できる.さらに,子宮鏡下手術による治療の可否についても診断可能である.外来レベルでの診断精度を高め,診療の幅が広がるという点で非常に有効な検査法である.

 以下,子宮鏡検査の適応,方法,臨床的意義について述べる.

参考文献

1) 林 保良,吉野佳子,亀井潤子,他 : 子宮鏡による診断と治療.産婦治療88 : 120─126, 2004
2) Vercellini P, Vendola N, Ragni G, et al : Abnormal uterine bleeding associated with iron─deficiency anemia. Etiology and role of hysteroscopy. J Reprod Med 38 : 502─504, 1993
3) Bradley LD, Pasqualotto EB, Price LL, et al : Hysteroscopic management of endometrial polyps. Obstet. Gynecol 95 : S23, 2000
4) 東口篤司,長澤邦彦,野田雅也,他 : 子宮鏡で見いだされた子宮内隆起病変と不妊.日産婦内視鏡会誌16 : 137─139, 2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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