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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科63巻4号

2009年04月発行

今月の臨床 ここが聞きたい―不妊・不育症診療ベストプラクティス

II 不妊の治療 A女性因子に対する薬物療法 【クロミフェン療法・シクロフェニル療法】

36.クロミフェン療法の副作用について教えてください.子宮内膜がどの程度まで薄くなると妊娠しなくなるのですか.クロミフェン療法は何周期まで続けてよいでしょうか.

著者: 辰巳賢一1

所属機関: 1梅ヶ丘産婦人科

ページ範囲:P.440 - P.441

文献概要

[1]クロミフェン療法の副作用

 クロミフェンの副作用には3つのタイプがある.第一に,生殖器以外に対する一般的な副作用,第二にクロミフェンのanti─estrogen作用による生殖器に対する副作用,そして第三に長期投与により遅発的に出現する可能性のある副作用である.クロミフェン投与のみで,重篤な卵巣過剰刺激症候群を起こすことはまずない.

参考文献

1) Homburg R : Clomiphene citrate─end of an era? A mini─review. Hum Reprod 20 : 2043─2051, 2005
2) Brinston LA, Moghissi KS, Scoccia B, et al : Ovulation induction and cancer risk. Fertil Steril 83 : 261─274, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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