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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科63巻4号

2009年04月発行

今月の臨床 ここが聞きたい―不妊・不育症診療ベストプラクティス

II 不妊の治療 A女性因子に対する薬物療法 【カウフマン療法】

46.カウフマン療法における投与薬剤量の設定について,具体的に教えてください.

著者: 山下正紀1

所属機関: 1山下レディースクリニック

ページ範囲:P.471 - P.473

文献概要

[1]カウフマン療法の基本的な考え方

 「カウフマン(kaufmann)療法」には,厳密な意味での定まったプロトコールはない.基本的には,エストロゲン投与に続き,エストロゲンに加えるかたちでプロゲステロンを投与する.すなわち,正常排卵周期のホルモン環境を再現する,いわゆるエストロゲン─プロゲステロン療法の1つである(図1).

 なお,更年期以後に行われる治療であり,性成熟期の生理的なホルモンレベル以下の薬剤量を投与する「ホルモン補充療法(hormone replacement therapy:HRT)」とは,区別されるべきものである.

参考文献

1) 楢原久司 : 月経不順・続発性無月経.日産婦誌59 : 450─453,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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