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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科63巻4号

2009年04月発行

今月の臨床 ここが聞きたい―不妊・不育症診療ベストプラクティス

II 不妊の治療 A女性因子に対する薬物療法 【ドパミンアゴニスト療法】

49.各種ドパミン作動薬の特性の違いについて,わかりやすく教えてください.

著者: 竹下直樹1

所属機関: 1東邦大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.481 - P.483

文献概要

[1]はじめに

 不妊原因のうち,女性因子として排卵障害は大きな要因であり,その原因として高プロラクチン血症(高PRL血症)は重要である.高PRL血症の91.4%が乳汁漏出を認め,全無月経患者の約20%が高PRL血症を呈する1).ドパミン作動薬(ドパミンアゴニスト)はその治療薬として有効であり,現在,副作用の少ない薬剤も使用されている.ここでは,ドパミン作動薬の種類について述べ,実際の治療法について解説する.

参考文献

1) 青野敏博 : 女性性腺機能低下症.ブロモクリプチン基礎と臨床(倉智敬一,鎮目和夫,豊倉康夫編著).pp72─102,メディカルトリビューン,1983
2) 倉智敬一,青野敏博,小池浩司 : 高プロラクチン血症例の全国調査第2次集計成績(熊原雄一班長),厚生省特定疾患間脳下垂体機能障害調査研究班昭和55年度総括研究事業報告書.pp25─39,厚生省公衆衛生局難病対策課,1981
3) 日本生殖医学会(編) : 生殖医療ガイドライン2007.pp57─60,金原出版,2007
4) Molitch ME : Prolactin in human reproduction. Reproductive Endocrinology(Strauss JS, Barbieri RL, eds). pp93─123, Elisevier Science, Philadelphia, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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