文献詳細
今月の臨床 ここが聞きたい―不妊・不育症診療ベストプラクティス
II 不妊の治療 D生殖補助医療(ART) 【採卵】
文献概要
[1]はじめに
採卵は,体外受精の治療過程において唯一侵襲的な治療行為である.事実血管損傷,他臓器損傷などの合併症の可能性はゼロではない.つまり一言でいうならば,採卵はいかに安全にかつ発育した大切な卵を効率よく回収するかが重要である.実際には各施設でさまざまな工夫を凝らしていると思われるので,この稿では当院(吉田レディースクリニック)で行っている採卵を紹介する.
採卵は,体外受精の治療過程において唯一侵襲的な治療行為である.事実血管損傷,他臓器損傷などの合併症の可能性はゼロではない.つまり一言でいうならば,採卵はいかに安全にかつ発育した大切な卵を効率よく回収するかが重要である.実際には各施設でさまざまな工夫を凝らしていると思われるので,この稿では当院(吉田レディースクリニック)で行っている採卵を紹介する.
参考文献
1) 高橋克彦 : 婦人科麻酔・徐痛の実際と工夫─不妊症検査・治療の麻酔.産婦の実際48 : 1463─1466,1999
2) 岡 親弘,高橋克彦 : 採卵法.図説ARTマニュアル.pp71─76,永井書店,2002
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