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連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール・45
帝王切開瘢痕部妊娠の診断が困難であった稽留流産の1症例
著者: 中野祐滋1 松島幸生1 濱田史昌1
所属機関: 1高知県立幡多けんみん病院産婦人科
ページ範囲:P.986 - P.988
文献購入ページに移動患者 35歳,2経妊・2経産
既往歴 31,32歳時に帝王切開
現病歴
7月15~21日を最終月経として自然妊娠が成立し,10月2日より不正出血が持続するために,10月17日当科初診となる.
内診所見
子宮は鵞卵大でやや軟,付属器は触知せず,分泌物は淡血性,少量であった.
超音波検査
子宮内に6.5 cmのやや変形した胎嚢を認めた(図1).CRLは1.4 cmであったが,胎児心拍は認めなかった.
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