文献詳細
連載 産婦人科PET 何を考えるか?・4
文献概要
50歳女性,8年前に子宮頸部扁平上皮癌IIIb期と診断され,他院にて化学療法,放射線療法を施行された.
その後も化学療法が施行され,腫瘍マーカーの上昇はなく,CTにても著変なく経過していた.
2年前,右内腸骨リンパ節に再発が認められ化学療法を施行,その後のCTでは著変なく,経過観察されていた.
7か月前,右臀部の疼痛出現のため,骨シンチが施行されたが,腰痛,右下肢の放散痛の責任病巣は指摘されなかった.
1か月前ごろより右下肢麻痺が進行し,歩行困難となり当院を紹介された.腫瘍マーカーはSCC 1.5 ng/ml,CA125 19.5 U/ml,CEA 0.7 ng/mlと正常範囲内であったが,疼痛の原因検索のためPET/CTが施行された.
その後も化学療法が施行され,腫瘍マーカーの上昇はなく,CTにても著変なく経過していた.
2年前,右内腸骨リンパ節に再発が認められ化学療法を施行,その後のCTでは著変なく,経過観察されていた.
7か月前,右臀部の疼痛出現のため,骨シンチが施行されたが,腰痛,右下肢の放散痛の責任病巣は指摘されなかった.
1か月前ごろより右下肢麻痺が進行し,歩行困難となり当院を紹介された.腫瘍マーカーはSCC 1.5 ng/ml,CA125 19.5 U/ml,CEA 0.7 ng/mlと正常範囲内であったが,疼痛の原因検索のためPET/CTが施行された.
参考文献
1)Unger JB, Ivy JJ, Connor P, et al : Detection of recurrent cervical cancer by whole─body FDG PET scan in asymptomatic and symptomatic women. Gynecol Oncol 94 : 212─216, 2004
2)Grisby PW, Siegel BA, Dehdashti F, et al : Post─therapy surveillance monitoring of cervical cancer by FDG─PET. Int J Radiat Oncol Biol Phys 55 : 907─913, 2003
3)Uchida K, Kobayashi S, Yayama T, et al : Metastatic involvement of sacral nerve roots from uterine carcinoma : a case report. Spine J 8 : 849─852, 2008
掲載誌情報