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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科64巻11号

2010年11月発行

今月の臨床 低用量OCの普及をめざして

OC普及を妨げている要因

著者: 田邊清男1

所属機関: 1東京電力病院

ページ範囲:P.1492 - P.1495

文献概要

はじめに

 欧米では長い歴史を有している低用量経口避妊薬(oral contraceptives : OC)が日本で認可されたのは平成11年6月であり,以来10年余が過ぎた.当初は,OCの使用が外国のように順調に伸びることが予想されていたが,使用量は徐々には増加してはいるものの,いまだその使用率はわずかである.

 本稿では,わが国と外国の女性の避妊(特にOC)に対する考え方,あるいは使用環境について考察し,そこから浮かび上がってくるOC普及を妨げている要因を考えるとともに,わが国における今後のOCの普及を図るにはどのような点を考慮していくべきかについて考えてみた.

参考文献

1) World Contraception Use─2007. www.unpopulation.org
2) 田邊清男,間壁さよ子,松峯寿美,他 : わが国における低用量ピル処方の実態.産婦人科治療98 : 690─695,2009
3) Guillebaud J : Contraception, 2nd ed. Churchill Livingstone, 1993
4) 田邊清男 : 日産婦医会研修ニュースNo13,2009.9.
5) 対馬ルリ子,間壁さよ子,松峯寿美,他 : Webアンケートを利用した一般女性の低用量ピルに関する2007年度意識調査.日産婦誌60 : 832(S552),2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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