文献詳細
今月の臨床 子宮頸がんの予防戦略―ワクチンと検診
子宮頸がん検診―普及をめざして
文献概要
はじめに
がん年齢は40歳からといわれる.つまり,40歳からがんに罹患する頻度が増加するのが一般であることから当てはめられた言葉であろう.たしかに,胃がんや肺がんではこれに該当するといえる.一方,20,30歳台といえば青春時代であって,がんに罹患するかも知れないと考える人はこの年齢層にはほとんどいないであろう.残念ながら,子宮頸がんに関しては,どうやらこの年代に増加しているようなのである.
ここでは,子宮頸がん発生の年齢的特徴の今昔を,ほかのがん腫とも比較しながら検討し,果たして20,30歳台で増加しているかどうかを検証してみることにしたい.
これらの特徴の検証から,子宮頸がん検診受診を勧奨すべき年齢層への資料となれば,幸いである.
がん年齢は40歳からといわれる.つまり,40歳からがんに罹患する頻度が増加するのが一般であることから当てはめられた言葉であろう.たしかに,胃がんや肺がんではこれに該当するといえる.一方,20,30歳台といえば青春時代であって,がんに罹患するかも知れないと考える人はこの年齢層にはほとんどいないであろう.残念ながら,子宮頸がんに関しては,どうやらこの年代に増加しているようなのである.
ここでは,子宮頸がん発生の年齢的特徴の今昔を,ほかのがん腫とも比較しながら検討し,果たして20,30歳台で増加しているかどうかを検証してみることにしたい.
これらの特徴の検証から,子宮頸がん検診受診を勧奨すべき年齢層への資料となれば,幸いである.
参考文献
1)国立がんセンター : がんの統計'08,http://ganjoho.ncc.go.jp/public/statistics/backnumber/2008_jp.html
2)婦人科腫瘍委員会報告 : 2007年度子宮頸癌患者年報.日産婦誌61 : 935, 938,2009
3)婦人科腫瘍委員会報告 : 2006年度子宮頸癌患者年報.日産婦誌60 : 1023, 1026,2008
掲載誌情報