文献詳細
今月の臨床 これを読めばすべてわかる―最新の産婦人科超音波診断
VI 新しい超音波技術の展望
文献概要
胎児心臓超音波検査は,解剖学的構造の複雑さ,早い心拍運動,胎位・羊水量の影響,心臓サイズが小さいこと,母体の体型などの影響,そして先天性心疾患出生前診断に対する関心の低さなどから,あまり関心が持たれていなかった分野といえる.
しかし昨今,開発されたSTIC法による胎児心臓超音波検査法は,このような状況を打破する可能性があると指摘されている.本稿では,STIC法が胎児心臓奇形の診断に有効であった症例を紹介する.
しかし昨今,開発されたSTIC法による胎児心臓超音波検査法は,このような状況を打破する可能性があると指摘されている.本稿では,STIC法が胎児心臓奇形の診断に有効であった症例を紹介する.
参考文献
1)DeVore GR, Falkensammer P, Sklansky MS, et al : Spatio-tempral image correlation(STIC): new technology for evaluation of the fetal heart. Ultrasound Obstet Gynecol 22 : 380-387, 2003
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