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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科64巻4号

2010年04月発行

今月の臨床 これを読めばすべてわかる―最新の産婦人科超音波診断

VI 新しい超音波技術の展望

胎児心臓超音波検査へのSTIC法の応用

著者: 神崎徹1 福家信二1

所属機関: 1神崎レディースクリニック

ページ範囲:P.775 - P.781

文献概要

 胎児心臓超音波検査は,解剖学的構造の複雑さ,早い心拍運動,胎位・羊水量の影響,心臓サイズが小さいこと,母体の体型などの影響,そして先天性心疾患出生前診断に対する関心の低さなどから,あまり関心が持たれていなかった分野といえる.

 しかし昨今,開発されたSTIC法による胎児心臓超音波検査法は,このような状況を打破する可能性があると指摘されている.本稿では,STIC法が胎児心臓奇形の診断に有効であった症例を紹介する.

参考文献

1)DeVore GR, Falkensammer P, Sklansky MS, et al : Spatio-tempral image correlation(STIC): new technology for evaluation of the fetal heart. Ultrasound Obstet Gynecol 22 : 380-387, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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