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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科64巻6号

2010年06月発行

文献概要

インタビュー

子どもが教えてくれたHIV―妊婦健診でHIV感染が判明して

著者: 石田心 岩室紳也12

所属機関: 1厚木市立病院泌尿器科 2公益社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター

ページ範囲:P.1020 - P.1027

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エイズは他人ごと?

岩室 1981年にHIV/AIDSが確認されてから四半世紀以上が経ち,抗HIV薬も進歩しHIVに感染してもAIDSの発症を予防したり,母子感染することなく出産することが可能な時代となっています.私自身,1994年に初めてHIVに感染している人を診療して以来,今まで厚木市立病院では94名の患者さんを診させいただきました.一方で,いまだに多くの医療関係者はHIVに感染している人に会ったこともないため,診療の現場での混乱が少なくないと感じています.

 今回,私の患者さんであり,ご自身が妊婦健診でHIVに感染していることが判明した石田さんにお話を伺い,当事者の目線からどのような対応やサポートが求められているのかを考えたいと思います.まず最初に,石田さん自身にとってHIV感染を告知される前の「エイズ」のイメージってどんなものでしたか?

参考文献

1) 平成20年度厚生労働科学研究費補助金エイズ研究対策事業「周産期・小児・生殖医療におけるHIV感染対策に関する集学的研究」 HIV母子感染全国調査研究報告書
2) http://api-net.jfap.or.jp/
3) http://web-nest.ptokyo.com/link/hivpositive/
4) Kato, S., et al : Complete removal of HIV─1 RNA and proviral DNA from semen by the swim-up method : Assisted reproduction technique using spermatozoa free from HIV─1. AIDS 20(7) : 967─973, 2006
5) http://blog.goo.ne.jp/mokumoku777_2007/
6) http://www.yokohamaymca.org/AIDS/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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