icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科64巻6号

2010年06月発行

--------------------

編集後記 フリーアクセス

著者: 倉智博久

ページ範囲:P.1054 - P.1054

文献概要

 医師数全体が増加し,多くの診療科の医師数は増加しているのに,産婦人科のみが例外的に減少するという由々しい事態が長く続いてきました.しかし,大変うれしいことに,ここ1~2年は産婦人科医数が増加に転じつつあり,昨年度の日本産科婦人科学会への新たな入会者数は495人でした.この数は,学会の医療改革委員会(海野信也委員長)が試算した,「わが国での周産期医療の維持・発展には,毎年500人の新たな産婦人科医をリクルートする必要がある」という数に迫るものでした.山形などの地方都市でも,やっと,若い仲間が増えつつあります.これは,何にも増して嬉しいことです.

 この嬉しい傾向もさらに続くよう,さらには,もっと発展していけるよう今こそ,われわれが頑張るべきところかと思われます.そのためには「若手の活性化と育成」が必須です.日本産科婦人科学会でも,学術集会中に全国の若い産婦人科医が集まり「若手の会」が催されました.この会は大変熱気に富んだもので,私も参加していて,将来の産婦人科学会の発展を確信しました.今後,この「若手の会」を学会が公認し,支援することが必要であると感じています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら