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連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
子宮筋腫核出部において嵌入胎盤を生じた1例
著者: 川北かおり1 小菊愛1 秦さおり1 伊藤嵩博1 奥杉ひとみ1 近田恵里1 佐原裕美子1 竹内康人1 片山和明1
所属機関: 1西神戸医療センター産婦人科
ページ範囲:P.1499 - P.1503
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38歳,初産婦.
■既往歴
34歳 : A病院にて子宮筋腫核出術(術後イレウスとなる).
36歳 : Bクリニックで不妊治療を行う.両側卵管閉鎖のため体外受精を繰り返すが妊娠に至らず,左卵管水腫を含む両側卵管の切除を当院に依頼された.
37歳 : 腹腔鏡下両側卵管焼灼術を施行(子宮後面と両側付属器および腸管・腸間膜が広範囲に癒着しており,卵管は同定不可能.卵管狭部を焼灼・切断して手術を終了した.子宮前壁には癒着はみられなかった).2か月後,Bクリニックでの胚移植後に腹膜炎となったが,保存的に治療された.
参考文献
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