icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科65巻4号

2011年04月発行

今月の臨床 婦人科内分泌療法─病態の理解と正しい診断に基づく対処・治療のポイント

思春期

12.ざ瘡(ニキビ)

著者: 吉村浩太郎1 大須賀穣2

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科形成外科 2東京大学大学院医学系研究科産婦人科

ページ範囲:P.367 - P.371

文献概要

1 概 念

 女性のニキビは主に思春期にみられると思われているが,仕事を持ちストレスの多い現代社会の女性では25歳以上でもニキビ(吹き出物)に悩まされている患者は非常に多い.ニキビはホルモンの影響が大きく,遺伝的な要因だけでなく,ストレス,食事(ダイエット)やエクササイズなど広く生活習慣の影響を受けるようになっている.こうしたニキビは対症的な治療では反復し,悪化して長期化すると肥厚性や凹凸を伴う瘢痕という後遺症を残す.ホルモン治療を行うことで,強力でより根本的な治療を行うことが可能である.

参考文献

1) 佐藤克二郎,吉村浩太郎 : 【ニキビ治療マニュアル】ホルモン療法.Derma 100 : 42─47,2005
2) Sato K, Matsumoto D, Iizuka F, et al : Anti-androgenic therapy using oral spironolactone for acne vulgaris in Asians. Aesthet Plast Surg 30 : 689─694, 2006
3) 荒木 淳,吉村浩太郎 : 【最新ニキビ治療 治療効果を上げるコツ】抗アンドロゲン薬,経口避妊薬を用いた治療のコツ.Derma 170 : 83─90,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら