文献詳細
今月の臨床 婦人科内分泌療法─病態の理解と正しい診断に基づく対処・治療のポイント
思春期
12.ざ瘡(ニキビ)
著者: 吉村浩太郎1 大須賀穣2
所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科形成外科 2東京大学大学院医学系研究科産婦人科
ページ範囲:P.367 - P.371
文献概要
女性のニキビは主に思春期にみられると思われているが,仕事を持ちストレスの多い現代社会の女性では25歳以上でもニキビ(吹き出物)に悩まされている患者は非常に多い.ニキビはホルモンの影響が大きく,遺伝的な要因だけでなく,ストレス,食事(ダイエット)やエクササイズなど広く生活習慣の影響を受けるようになっている.こうしたニキビは対症的な治療では反復し,悪化して長期化すると肥厚性や凹凸を伴う瘢痕という後遺症を残す.ホルモン治療を行うことで,強力でより根本的な治療を行うことが可能である.
参考文献
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