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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科65巻4号

2011年04月発行

文献概要

今月の臨床 婦人科内分泌療法─病態の理解と正しい診断に基づく対処・治療のポイント 腫瘍・類腫瘍

6.乳癌

著者: 中村清吾1

所属機関: 1昭和大学医学部外科学講座乳腺外科部門

ページ範囲:P.612 - P.617

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1 概 念

 乳癌の60~70%は,女性ホルモンの刺激で活発に増殖するため,エストロゲン,プロゲステロンという女性ホルモンの受容体(レセプター)を持っている場合は,その接着する場所をふさぐ働きをする抗女性ホルモン剤(タモキシフェン)や,エストロゲンの産生そのものを抑える薬を治療薬として用いる.

参考文献

1) 中村清吾 : 乳癌の早期発見と治療.人間ドック学会19 : 91─104,2004
2) Allred DC, Harvey JM, Berardo M, et al : Prognostic and predictive factors in breast cancer by immunohistochemical analysis. Mod Pathol 11 : 155─168, 1998.
3) Paik S, Shak S, Tang G, et al : A multigane assay to prodict recurrence of tamoxifen-treated, node-negative breast cancer. N Engl J Med 351 : 2817─2826, 2004
4) 中村清吾 : 最新 癌の化学療法マニュアル第2回乳癌.外科69 : 223─229,2007
5) 中村清吾 : 周術期の乳癌薬物療法─現状と将来展望.乳癌の臨床22 : 165─173,2007
6) 中村清吾(監修) : 乳癌薬物療法ポケットブック.中外医学社,東京,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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