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連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール
20歳代の子宮体癌の2例
著者: 沼文隆1 平林啓1 中川達史1 伊藤淳1 後賢1 中田雅彦1 伊東武久1 山下吉美2
所属機関: 1社会保険徳山中央病院産婦人科 2社会保険徳山中央病院病理科
ページ範囲:P.832 - P.836
文献購入ページに移動■患者 26歳,0経妊0経産.
■主訴 原発性不妊症,不正性器出血.
■既往歴 甲状腺機能低下症.
■家族歴 特記すべきことなし.
■現病歴
挙児希望にて近医を受診し,諸検査の結果,甲状腺機能低下症および高プロラクチン血症を指摘された.チラーヂン®S(25)1錠/日およびカバサール®1/2錠/週投与とともに1か月前に人工授精を施行され,hCG 5,000単位とプロゲデポー® 125 mgの筋注を受けた.その2週間後より不正性器出血が止まらないとのことで当科紹介となった.
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