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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科65巻6号

2011年06月発行

連載 OBSTETRIC NEWS

切迫早産──β2受容体作動薬内服禁止(FDA)

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久レディースクリニック

ページ範囲:P.838 - P.841

文献概要

 米国食品医薬品局(FDA)は,2011年2月17日に米国で早発陣痛の治療に使われてきた,β2受容体作動薬terbutaline(硫酸テルブタリン~日本商品名:ブリカニール)使用に対する新しい警告を出した.

 警告の要旨は,

1)テルブタリン注射は,重篤な母体の心臓病や死亡の問題があるので,入院でも外来でも,予防または長期間治療(48~72時間)に使用すべきではない

2)テルブタリン内服剤は,有効であるという証明がないこと,注射と同様に安全性に関する心配があるので,早発陣痛の予防またはいかなる治療にも使用すべきではない

というものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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