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連載 病院めぐり
大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター
著者: 小池奈月1
所属機関: 1大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター
ページ範囲:P.1186 - P.1186
文献購入ページに移動 当センターは,昭和27年に結核診療の充実のために「大阪府立結核療養所羽曳野病院」として設立された.昭和51年に「大阪府立羽曳野病院」,平成15年には呼吸器疾患,肺がん,アレルギー性疾患,結核医療の包括的医療を行う大阪府の中核的な役割を果たす病院として,現在の名称に変更された.現在,結核病床150床,一般病床395床,うち20床は平成23年4月に開設した緩和ケア病床である.
肺がんについては大阪府がん診療連携拠点病院に指定されており,診断・治療から終末期の対応まで総合的に行っている.感染症分野ではSARSなどの新興感染症やインフルエンザ,AIDS,多剤耐性結核などの難治性結核,併発症を有する結核,妊婦結核に対応する府内唯一の医療機関である.平成22年4月に感染症センターが開設され,これらの診療にいっそう力を入れている.また,急性肺炎から慢性呼吸器疾患の在宅療養に至るまでの治療・指導を一貫して行う呼吸ケアセンターも同時に作られた.循環器内科,消化器外科,産婦人科と基礎的診療部門も有し,地域医療の基幹病院としての役割も果たしている.今後,各科が一体となって,がんの診断・治療・疼痛コントロールまでも可能とする腫瘍センターを構築することが目標となっている.
肺がんについては大阪府がん診療連携拠点病院に指定されており,診断・治療から終末期の対応まで総合的に行っている.感染症分野ではSARSなどの新興感染症やインフルエンザ,AIDS,多剤耐性結核などの難治性結核,併発症を有する結核,妊婦結核に対応する府内唯一の医療機関である.平成22年4月に感染症センターが開設され,これらの診療にいっそう力を入れている.また,急性肺炎から慢性呼吸器疾患の在宅療養に至るまでの治療・指導を一貫して行う呼吸ケアセンターも同時に作られた.循環器内科,消化器外科,産婦人科と基礎的診療部門も有し,地域医療の基幹病院としての役割も果たしている.今後,各科が一体となって,がんの診断・治療・疼痛コントロールまでも可能とする腫瘍センターを構築することが目標となっている.
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