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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻1号

2012年01月発行

今月の臨床 ワンランク上の漢方診療

漢方処方の実際

5.月経困難症

著者: 森裕紀子1 花輪壽彦1

所属機関: 1北里大学東洋医学総合研究所

ページ範囲:P.62 - P.66

文献概要

●婦人科の漢方診療においては,頻用される婦人科三大処方の当帰芍薬散,加味逍遥散,桂枝茯苓丸をまずおさえる.

●月経困難症の症状の軽減には数周期以上必要なこともあるため,月経痛の予兆直後や予兆前から併用薬を開始する.

●治療には漢方薬だけでなく,冷えへの対処や食事など生活習慣の改善も必要である.

参考文献

1) 大屋敦子,花輪壽彦,竹下俊行 : 月経困難症の漢方療法.産婦治療98 : 51─54,2009
2) 花輪壽彦 : 漢方診療のレッスン,48,金原出版,東京,2003
3) 村田昌巧,軽部裕子,山本博毅,他 : 月経困難症に対する漢方治療の効果はうつ症状により影響をうける.産婦人科研究漢方のあゆみ.No25.pp108─111,2008
4) 産婦人科研修の必修知識.399,2007
5) 太田博孝 : 冷え症と漢方薬,産婦治療98 : 47─50,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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