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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻10号

2012年09月発行

連載 Obstetric News

オキシトシン使用に関する日本産科婦人科学会ガイドライン 2011に関する懸念(2)―オキシトシンの増量間隔と増加量

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久レディースクリニック

ページ範囲:P.890 - P.892

文献概要

 オキシトシンの増量間隔と増加量に関しては,米国でも,最初はlow dose投与法だけが使用されていた.

 しかし,1984年にダブリンのグループが,“active management of labor(AML)”という,high-dose投与を発表した.開始時投与量は6 mU/分で,6 mU/分ずつ増量する方法である.その後に,AMLに関する多数の報告がなされた.その中の1つ,Lagrewらが行った研究では,未産婦の帝王切開率を約26%から約17%に有意に減少させたことを報告した(表1)(AJOG 174 : 184, 1996).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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