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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻11号

2012年10月発行

文献概要

今月の臨床 ホルモン補充療法ガイドライン2012年度版─改訂版を読み解く

ホルモン補充療法ガイドライン改訂のポイント

著者: 髙松潔1 水沼英樹2 堂地勉3

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院産婦人科 2弘前大学医学部産科婦人科学教室 3鹿児島大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.916 - P.922

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●「ホルモン補充療法ガイドライン2012年度版」は,HRTにおける数多くの論点に関する現状でのコンセンサスを必要かつ十分にまとめたものである.

●クリニカルクエスチョン(CQ)として「悪性腫瘍治療後のHRTと再発リスクは?」が,また,CQ内の項目として,「大腸癌(結腸癌・直腸癌)」「口腔における効果」が追加された.

●糖代謝と肺癌について内容が追加され,AppendixとしてHRT問診票が掲載された.

●解説文も最新の知見に基づいて修正されており,通読をお勧めする.

参考文献

1) Writing Group for the Women's Health Initiative Investigators : Risks and benefits of estrogen plus progestin in healthy postmenopausal women : Principal results from the Women's Health Initiative Randomized Controlled Trial. JAMA 288 : 321─333, 2002
2) 日本産科婦人科学会・日本更年期医学会 : ホルモン補充療法ガイドライン2009年度版.日本産科婦人科学会,東京,2009
3) 日本産科婦人科学会・日本女性医学学会 : ホルモン補充療法ガイドライン2012年度版.日本産科婦人科学会,東京,2012
4) 水沼英樹 : ホルモン補充療法ガイドライン策定までの経緯.産と婦79 : 401─404, 2012
5) Million Women Study Collaborators : Breast cancer and hormone replacement therapy in the Million Women Study. Lancet 362 : 419─427, 2003
6) Fournier A, Berrino F, Clavel-Chapelon F : Unequal risks for breast cancer associated with different hormone replacement therapies : results from the E3N cohort study. Breast Cancer Res Treat 107 : 103─111, 2008
7) Mueck AO, Seeger H, Bühling KJ : Use of dydrogesterone in hormone replacement therapy. Maturitas 65(Suppl 1) : S51─S60, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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