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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻11号

2012年10月発行

今月の臨床 ホルモン補充療法ガイドライン2012年度版─改訂版を読み解く

HRTに期待される作用・効果

1.更年期症状・泌尿生殖器症状の改善

著者: 樋口毅1 水沼英樹2

所属機関: 1弘前大学医学部保健学科 2弘前大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.923 - P.929

文献概要

●血管運動神経症状に対して,投与方法にかかわらずHRTは有効である.

●性機能障害,不眠,記憶力低下,うつ状態,関節痛などにHRTは有効である.

●性器萎縮症状,過活動膀胱に対してHRTは有効だが,尿失禁への効果は確定的ではない.

参考文献

1) HRTガイドライン2009年度版改訂のための委員会 : CQ1 HRTに期待される作用・効果は何か?.日本産科婦人科学会・日本女性医学学会編集・監修.ホルモン補充療法ガイドライン2012年度版,1版.pp5─6,日本産科婦人科学会事務局,東京,2012
2) 日本産科婦人科学会編 : 産科婦人科用語集・用語解説集.改訂第2版.p162,金原出版,東京,2008
3) 高松 潔 : 更年期障害の各症状に対する治療法の選択.日更医誌7 : 165─170,1999
4) 安井敏之,松井寿美佳,苛原 稔 : 更年期の不定愁訴に対するHRTの可否.産婦の実際59 : 433─439,2010
5) HRTガイドライン2009年度版改訂のための委員会 : CQ1 HRTに期待される作用・効果は何か?.日本産科婦人科学会・日本女性医学学会編集・監修.ホルモン補充療法ガイドライン2012年度版,1版.pp26─27,日本産科婦人科学会事務局,東京,2012
6) Santen RJ,Allred DC, Ardoin SP, et al : Postmenopausal hormone therapy : an Endocrine Society scientific statement. J Clin Endocrinol Metab 95(7 Suppl 1): s1─s66, 2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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