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今月の臨床 これだけは知っておきたい─婦人科がんの緩和ケア 緩和ケアの実際
4.褥瘡の予防と治療
著者: 古江増隆1
所属機関: 1九州大学大学院皮膚科学
ページ範囲:P.1201 - P.1207
文献購入ページに移動●褥瘡はいまや治しうる疾患である.創を乾燥させてはならない.よくよく洗浄し,湿潤環境を維持する.
●担がん患者では,疼痛,生存時間,自己安楽,治癒期間を熟慮し,患者の納得を得ながら治療目標設定を行う.
●創のみならず肢位,寝具のずれ,栄養,疼痛の有無などを多職種で話し合うことが治療の第1歩である.
●担がん患者では,疼痛,生存時間,自己安楽,治癒期間を熟慮し,患者の納得を得ながら治療目標設定を行う.
●創のみならず肢位,寝具のずれ,栄養,疼痛の有無などを多職種で話し合うことが治療の第1歩である.
参考文献
1) 立花隆夫,今福信一,入澤亮吉,他 : 創傷・熱傷ガイドライン委員会報告─2 : 褥瘡診療ガイドライン.日皮会誌121 : 1791─1839,2011
2) 日本褥瘡学会 編 : 褥瘡予防・管理ガイドライン.pp1─178,照林社,2009
3) 古江増隆,真田弘美,立花隆夫,他 : 第3期学術教育委員会報告─血清アルブミン値の褥瘡治癒に対する予測妥当性.褥瘡会誌12 : 148─154,2010
4) 立花隆夫,松井優子,須釜淳子,他 : 学術教育委員会報告─DESIGNの改訂について.褥瘡会誌10 : 586─596,2008
5) 古江増隆,真田弘美,立花隆夫,他 : 第3期学術教育委員会報告─DESIGN-R合計点の褥瘡治癒に対する予測妥当性.褥瘡会誌12 : 141─147,2010
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