icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻4号

2012年04月発行

今月の臨床 最小侵襲手術アップデート─minimally invasive surgery

全腹腔鏡下子宮全摘術―TLHのさらなる低侵襲化

著者: 安藤正明1 矢野友梨1 兵頭由紀1 藤原和子1 長瀬瞳子1 海老沢桂子1 梅村康太1 羽田智則1 太田啓明1 金尾祐之1 奥村みどり2

所属機関: 1倉敷成人病センター 2白河産婦人科

ページ範囲:P.325 - P.333

文献概要

●全腹腔鏡下子宮全摘術(TLH)は低侵襲な術式であり,特に細径ポートによるアプローチではさらに整容的であり痛みがきわめて軽い.

●細径ポートの使用にあたり,細径カメラでは視野が狭くなること,および細径鉗子では鉗子先端の大きさの違いから鉗子の位置関係に誤認が生じやすいことを念頭においておく.

●細径鉗子は耐久性に劣るため体腔内での破損や残存に注意が必要である.

参考文献

1) 塩田 充,梅本雅彦,飛梅孝子,他 : 産婦人科領域における腹腔鏡手術の現況と将来.産婦治療103 : 569─575,2011
2) 安藤正明,伊熊健一郎,吉岡 保 : 全腹腔鏡下子宮全摘出術─膣pipeを導入したP-TLH(Pipe-assisted TLH).産婦治療83 : 263─273,2001
3) 安藤正明,藤原和子,長瀬瞳子,他 : 主題1─エキスパートに学ぶ子宮全摘術─当院における腹腔鏡下子宮全摘術Total Laparoscopic Hysterectomy(TLH).産婦手術22 : 33─42,2011
4) 安藤正明,伊熊健一郎,吉岡 保 : 子宮筋腫New Concept─治療法の選択─我々のおこなっている全腹腔鏡下子宮全摘出術─P(pipe assisted)─TLH.産婦の実際─特集51 : 481─488,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら