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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻5号

2012年04月発行

オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア

V 婦人科疾患

機能性卵巣囊胞,卵管瘤水腫

著者: 坂巻健1 小林浩一1

所属機関: 1社会保険中央総合病院産婦人科

ページ範囲:P.236 - P.239

文献概要

◆卵巣に囊胞性腫瘤を認めた場合,まずは機能性卵巣囊胞の可能性がないかを検討する.

◆閉経後でも機能性卵巣囊胞が発生することは念頭に置くべきである.

◆出血性黄体囊胞はさまざまなエコー像を呈し,診断が容易でないこともある.

◆手術既往症例などでは,peritoneal inclusion cystの可能性も考慮して鑑別を進める.

◆卵管瘤水腫や卵管瘤膿腫では,症状や検査所見により治療の要否,内容を検討する.

参考文献

1) 生水真紀夫,木原真紀,川野みどり,他 : 卵巣嚢胞の分類と成因.産と婦76 : 824─829,2009
2) 岩田 卓,山下 博,新井宏治,他 : Peritoneal inclusion cyst─嚢胞性卵巣腫瘍との鑑別.産と婦74 : 676─682,2007
3) Kim JS, Lee HJ, Woo SK, et al : Peritoneal inclusion cysts and their relationship to the ovaries. Radiology 204 : 481─484, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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