文献詳細
オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア
V 婦人科疾患
文献概要
◆バルトリン囊腫は,感染を伴ったり膿瘍を形成したりした場合は処置が必要である.
◆まず,穿刺・切開,ドレナージを行い,起炎菌を検出し,適当な抗菌薬を投与する.
◆急性期を避けて造袋術を行う.再発例や悪性を疑う場合には,入院して麻酔下に摘出術を行う.
◆外陰の隆起性病変や難治性の湿疹を伴う潰瘍性病変は,組織診で確定診断を行う.
◆組織診は皮下組織を含める必要があり,病変の中心部から局麻下にメスや皮膚生検用トレパンを用いて行う.
◆まず,穿刺・切開,ドレナージを行い,起炎菌を検出し,適当な抗菌薬を投与する.
◆急性期を避けて造袋術を行う.再発例や悪性を疑う場合には,入院して麻酔下に摘出術を行う.
◆外陰の隆起性病変や難治性の湿疹を伴う潰瘍性病変は,組織診で確定診断を行う.
◆組織診は皮下組織を含める必要があり,病変の中心部から局麻下にメスや皮膚生検用トレパンを用いて行う.
参考文献
1) 日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会(編) : 産婦人科診療ガイドライン─ 婦人科外来編2011.pp79─80,2011
2) Wilkinson EJ, Teixeira MR : Epithelial tumors, squamous tumors. Travassoli FA, Devilee P(eds) : World Health Organization Classification of Tumors : Pathology and Genetics : Tumors of the Breast and Female Genital Organs. pp314─334, IARC Press, Lyon, 2003
3) Sideri M, Jones RW, Wilkinson EJ, et al : Squamous vulvar intraepithelial neoplasia : 2004 modified terminology, ISSVD Vulvar Oncology Subcommittee. J Reprod Med 50 : 807─810, 2005
4) 川名 敬 : 外陰上皮内病変,VIN.産婦の実際60 : 1107─1113,2011
5) 新倉 仁,佐藤直子,中川 聡,他 : 膣がん・外陰がんとその鑑別診断.産婦治療89 : 318─323,2004
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