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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻5号

2012年04月発行

文献概要

オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア VI がん検診

子宮体がん検診

著者: 上坊敏子1

所属機関: 1社会保険相模野病院婦人科

ページ範囲:P.254 - P.257

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◆子宮体がんは近年急激に増加し,頸がんの症例数を超えている.

◆若年子宮体がんは39歳以下の発症頻度は低いが,体がん全体の増加に伴って,近年増加しつつある.

◆正しく内膜細胞診を行うことが,体がん検診の最も有用な手段である.

◆体がん検診の対象 : 不正性器出血例,ホルモン補充療法中の女性,乳がん合併例,若い不妊女性.

◆経腟超音波 : 閉経後女性のスクリーニングには経腟超音波が有用である.Cut-off価は4~5 mmとされる.

参考文献

1) Jobo T, Arai T, Sato R, et al : Clinicopathologic relevance of asymptomatic endometrial carcinoma. Acta Cytol 47 : 611─615, 2003
2) 上坊敏子 : 子宮体癌の診断における内膜細胞診と組織診─利点と弱点.日臨細胞会誌47 : 330─336, 2008
3) 町田大輔,西村由香里,横山 大,他 : Thinlayer標本による子宮内膜細胞診の評価.日臨細胞会誌47 : 95─102, 2008
4) 二井美津穂,今井 愛,新井 努,他 : 広汎な腹膜播種を認めた子宮内膜ポリープ限局型漿液性腺癌の1例.日臨細胞会誌46 : 23─27, 2007
5) Tsuda H, Kawabata M, Yamamoto K, et al : Prospective study to compare endometrial cytology and transvaginal ultrasonography for identification od endometrial malignancies. Gynecol Oncol 65 : 383─386, 1997

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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