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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻5号

2012年04月発行

文献概要

オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア I 思春期

原発性無月経,性分化異常症

著者: 菅沼信彦1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻

ページ範囲:P.10 - P.14

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◆原発性無月経は稀な疾患であり,その多くは先天異常にもとづく症候群である.

◆原発性無月経には,性器閉鎖症,子宮性,卵巣性,アンドロゲンによるもの,中枢性などがある.

◆婦人科受診時には,無月経のみならず,二次性徴発現不全,他科からの紹介などがある.

◆治療法は多岐にわたるが,専門医のアドバイス,新しい情報の収集が常に必要である.

◆患者ならびに家族へのインフォームド・コンセントが最も重要な点である.

参考文献

1) Timmreck LS, Reindollar RH : Contemporary issues in primary amenorrhea. Obstet Gynecol Clin North Am 30 : 287─302, 2003
2) 五十嵐正雄 : 無月経の治療方針.産婦治療39(増) : 745─749,1979
3) 高木繁夫,山田祐士,長田尚夫,他 : 原発性無月経の治療.産と婦56 : 860,1989
4) Bondy CA, The Turner Syndrome Consensus Study Group : Care of girls and women with Turner syndrome : a guideline of the Turner Syndrome Study Group. J Clin Endocrinol Metab 92 : 10─25, 2007
5) 菅沼信彦 : 性分化異常症における患者本人ならびに家族へのインフォームドコンセント.生殖医療のコツと落とし穴(吉村泰典編).pp216─217,中山書店,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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