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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻5号

2012年04月発行

オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア

II 月経異常/不妊・不育/避妊

第2度無月経

著者: 桑原慶充1 竹下俊行1

所属機関: 1日本医科大学産婦人科学教室

ページ範囲:P.39 - P.43

文献概要

◆プロゲステロン単独投与で消退出血を認めず,エストロゲンを併用して初めて消退出血が得られるものを第2度無月経と判定する.

◆持続的な低エストロゲン状態にあり,長期化した場合に将来的な骨粗鬆症や心血管系異常のリスクが上昇することから,積極的に治療を行う.

◆挙児希望のない場合は,排卵誘発を積極的に行う必要はなく,Kaufmann療法を施行し,挙児を希望する場合はゴナドトロピン療法を施行する.

参考文献

1) 生殖・内分泌委員会報告 : 思春期における続発無月経の病態と治療に関する小委員会(平成9年度~10年度検討結果報告).18歳以下の続発性無月経に関するアンケート調査─第1度無月経と第2度無月経の比較を中心として.日産婦誌51 : 755─761,1999
2) 日本産科婦人科学会 : 月経異常.産婦人科研修の必修知識2011.pp416─422,日本産科婦人科学会,2011
3) 望月善子 : 若年無月経女性の問題点と健康管理.日産婦誌62 : 158─162,2010
4) 楢原久司 : 月経不順・続発性無月経.日産婦誌59 : 450─453,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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