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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻5号

2012年04月発行

オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア

III 感染症

クラミジア感染症

著者: 渡辺博1

所属機関: 1獨協医科大学産婦人科・総合周産期母子医療センター

ページ範囲:P.116 - P.119

文献概要

◆性器クラミジア感染女性は2002年をピークとして減少し,2009年にはほぼ半減している.

◆クラミジア感染女性の年齢は20歳台に多く,過半数は無症状である.

◆産婦人科クリニックを受診する若年女性には,積極的にクラミジアの検査を勧める.

◆クラミジアの検査は必ずしも診察台で腟鏡診を行わなくとも可能である.

◆治療後適切な時期の治癒判定と,感染予防のための自己防衛の意識を高めさせる.

参考文献

1) 国立感染症研究所感染症情報センター : 感染症動向調査事業年報.http://idsc.nih.go.jp/idwr/CDROM/Main.html
2) 家坂清子 : 若い女性の性感染症─開業医の立場から.Mebio 44─51, 2007
3) CDC : Sexually transmitted diseases treatment guidelines. 2010. MMWR Recommendations and Reports 59(RR─12), 2010
4) 日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会(編) : CQ102 クラミジア子宮頸管炎の診断と治療は? 「産婦人科診療ガイドライン─婦人科外来編 2011」.pp4─5,2011
5) 性器クラミジア感染症.性感染症診断・治療・ガイドライン2011.日性感染症会誌22(Suppl) : 60─64,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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