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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻5号

2012年04月発行

文献概要

オフィス ギネコロジー 女性のプライマリ・ケア IV 妊婦

母子感染の管理―(1)風疹

著者: 高橋恒男1

所属機関: 1横浜市立大学附属市民総合医療センター総合周産期母子医療センター

ページ範囲:P.162 - P.165

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◆妊婦に対し,風疹患者との接触,発疹,発熱,頸部リンパ節腫脹の有無の問診を行う.

◆妊娠初期に,全妊婦に対して風疹HI抗体価を測定する.

◆感染診断検査には,ペア血清HI抗体価および風疹特異的IgM抗体価測定を行う.

◆風疹HI抗体価16倍以下の妊婦には,産褥早期の風疹ワクチン接種を勧める.

参考文献

1) 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業分担研究班 : 風疹流行および先天性風疹症候群の発生抑制に関する緊急提言.2004(http://idsc.nih.go.jp/disease/rubella/rec200408.pdf)
2) Okuda M, Yamanaka M, Takahashi T, et al : Positive rates for rubella antibody in pregnant women and benefit of post-partum vaccination in a Japanese perinatal center. J Obstet Gynaecol Res 34 : 168─173, 2008
3) 日本産科婦人科学会,日本産婦人科医会(編) : CQ605妊婦における風疹罹患の診断と対応は? 産婦人科診療ガイドライン─産科編2011.pp246─249,日本産科婦人科学会,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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