文献詳細
今月の臨床 診療ガイドライン産科編2011改訂と追加のポイント
改訂・追加のポイント
文献概要
●子宮内胎児死亡(IUFD)における検査項目と推奨レベルは,検査の効率性・有用性・普及度などが根拠となり定められている.
●児・胎盤・臍帯の肉眼的観察(外表検査)は,大半のIUFDが説明できるので必須の検査である.
●検査を行っても原因がわからないIUFDがかなりあるという事実を認識する必要がある.
●児に形態や染色体の異常を認めたら,同胞発生の可能性などに関して適切な情報収集を行い,産婦・家族に伝える.
●悲嘆のプロセスを理解するとともに,カウンセリングなどにより産婦や家族を精神的・心理的に支援する.
●児・胎盤・臍帯の肉眼的観察(外表検査)は,大半のIUFDが説明できるので必須の検査である.
●検査を行っても原因がわからないIUFDがかなりあるという事実を認識する必要がある.
●児に形態や染色体の異常を認めたら,同胞発生の可能性などに関して適切な情報収集を行い,産婦・家族に伝える.
●悲嘆のプロセスを理解するとともに,カウンセリングなどにより産婦や家族を精神的・心理的に支援する.
参考文献
1) 母子保健事業団 : 母子保健の主なる統計(平成21年度),母子保健事業団,2009
2) Gardosi J, Kady SM, McGeown P, et al : Classification of stillbirth by relevant condition at death(ReCoDe): Population based cohort study. BMJ 331 : 1113─1117, 2005
3) Vergani P, Cozzolino S, Pozzi E, et al : Identifying the causes of stillbirth : a comparison of four classification systems. Am J Obstet Gynecol 199 : 319 e1─4, 2008
4) 佐藤昌司 : 本邦における死産の疫学─日本産科婦人科学会周産期登録データベースから.日本周産期新生児医学会雑誌43 : 937─940,2007
5) Hodge JR : They that mourn. J Religion and Health 11 : 229─240, 1972
掲載誌情報