文献詳細
今月の臨床 卵子の加齢─避けては通れないARTの課題
高齢女性へのARTの工夫─私はこうしている
1.卵巣予備能の違いに応じた個別治療
著者: 浅田義正123
所属機関: 1医療法人浅田レディースクリニック 2浅田レディース名古屋駅前クリニック 3浅田レディース勝川クリニック
ページ範囲:P.526 - P.531
文献概要
●高齢者では卵巣予備能の個人差が特に大きく,卵巣予備能による個別化が重要である.
●卵巣予備能の評価にはAMH(アンチミューラリアンホルモン)が現在最も信頼できるマーカーである.
●すでにFSH,LHが高値を示していてもホルモン剤,GnRHアンタゴニストを駆使し,FSH,LHを適正濃度に保つことで,卵胞発育が期待できる.
●高齢になると妊娠率が低下するとともに著しく流産率は上昇し,反復流産などの定義の再考が必要である.
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