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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科66巻7号

2012年06月発行

今月の臨床 卵子の加齢─避けては通れないARTの課題

高齢女性へのARTの工夫─私はこうしている

1.卵巣予備能の違いに応じた個別治療

著者: 浅田義正123

所属機関: 1医療法人浅田レディースクリニック 2浅田レディース名古屋駅前クリニック 3浅田レディース勝川クリニック

ページ範囲:P.526 - P.531

文献概要

●不妊治療の現場では40歳以上の高齢患者が加速的に増加しつつあり,高齢者の治療が喫緊の課題である.

●高齢者では卵巣予備能の個人差が特に大きく,卵巣予備能による個別化が重要である.

●卵巣予備能の評価にはAMH(アンチミューラリアンホルモン)が現在最も信頼できるマーカーである.

●すでにFSH,LHが高値を示していてもホルモン剤,GnRHアンタゴニストを駆使し,FSH,LHを適正濃度に保つことで,卵胞発育が期待できる.

●高齢になると妊娠率が低下するとともに著しく流産率は上昇し,反復流産などの定義の再考が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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