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今月の臨床 性感染症と母子感染─最新の診断と管理 母子感染
1.母子感染の最近の動向―妊婦感染症スクリーニングと先天性感染の一次アンケート全国調査の結果
著者: 山田秀人1 平久進也1 森岡一朗2 蝦名康彦1
所属機関: 1神戸大学大学院医学研究科外科系講座産科婦人科学分野 2神戸大学医学部附属病院周産母子センター
ページ範囲:P.59 - P.62
文献購入ページに移動●一方,サイトメガロウイルス(4.5%)とトキソプラズマ(48.5%)の感染スクリーニングの実施率は低かった.
●サイトメガロウイルスとトキソプラズマの先天性感染について,妊婦スクリーニングを実施している施設からの報告症例数が有意に多かった.
●予想される先天性感染の発生数に比べて,サイトメガロウイルスやトキソプラズマ感染症例が少ない理由として,スクリーニング実施率が低いことによる非診断例が多いためと推察される.
●パルボウイルスB19感染数は予想以上に多く,流産や死産の原因となっている可能性がある.
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