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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科67巻1号

2013年01月発行

原著

20歳台女子学生の子宮頸がん検診に影響する要因の検討

著者: 佐藤公子1 末宗伸枝1

所属機関: 1県立広島大学保健福祉学部

ページ範囲:P.187 - P.192

文献概要

要旨

 本研究では,A看護系大学に在学中の20歳台女子学生を対象に子宮がん検診受診行動に影響する要因の明確化および支援方法を検討した(回収率 : 84.2%).

 共分散構造分析の結果,受診行動には,「社会環境」や「情報」から影響を受けた「検査や結果に対する受け止め方」と「知識」が関与していることが示された.このことから,受診率の向上には「子宮頸がんの知識の普及」「多様な価値観に合わせた情報提供」「体験学習」の必要性が示唆された.

参考文献

1) 厚生労働省 : 平成22年国民生活基礎調査の概況(がん検診受診率).http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/toukei.html
2) 舘野政也,稲田まつ江,中野 隆,他 : 産婦人科エキスパートナーシング.pp18─32,pp103─115,南江堂,1994
3) 佐藤千史,井上智子 : 病態生理学(5).pp143─156,医学書院,2010
4) 笹川寿之,井上正樹 : 子宮頸癌に関する一般女性の認知度調査.日本医事新報 : pp68─72,2008
5) 河合晴奈,高山紗代,今井美和 : 子宮がん検診の受診行動に関わる因子の検討.石川看護雑誌Ishikawa Journal of Nursing 7 : 59─69,2010
6) 厚生労働省 : がん予防重点健康教育及び検診実施のための指針の一部改正について,2004
7) 志賀朋子,三浦信彦,武山恒男,他 : 子宮がん検診に関する意識調査.人間ドッグ21 : 704─707,2006
8) 河野美江,小海志津子 : 大学1年生における子宮がんに対するアンケート調査.島根医学29 : 202─205,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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