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連載 Estrogen Series
文献概要
ホルモン療法(エストロゲン+黄体ホルモン,HT)は心疾患に保護的に作用するのであろうか? 今回は米国産婦人科学会(ACOG)のCommittee Opinion No.565から,この問題に関するコメントをご紹介したい1).
過去20年のevidenceはHTのみならずエストロゲン単体療法(ET)も,ともに冠動脈疾患(coronary heart disease : CHD)からの保護を示唆している.ただし,これらのevidenceは観察的研究によることが多い.しかし,WHI(womens health initiative)やHeart and Estrogen/progesterone Replacement Study(HERS)における結果は,HTやETによる心の保護的な効果に疑問のあることを示した.
過去20年のevidenceはHTのみならずエストロゲン単体療法(ET)も,ともに冠動脈疾患(coronary heart disease : CHD)からの保護を示唆している.ただし,これらのevidenceは観察的研究によることが多い.しかし,WHI(womens health initiative)やHeart and Estrogen/progesterone Replacement Study(HERS)における結果は,HTやETによる心の保護的な効果に疑問のあることを示した.
参考文献
1) ACOG Committee Opinion. No.565. Hormone Therapy and Heart Disease. Obstet Gynecol 121 : 1407─1410, 2013
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