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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科67巻2号

2013年03月発行

文献概要

今月の臨床 急速遂娩の基本―トラブルを避けるために 急速遂娩の実際 帝王切開

4.筋腫合併の帝王切開

著者: 倉澤健太郎1 笠井絢子1 高橋恒男1

所属機関: 1横浜市立大学附属市民総合医療センター総合周産期母子医療センター

ページ範囲:P.253 - P.259

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●妊娠の高年齢化に伴い子宮筋腫合併妊娠も増加しており,妊婦健診で初めて筋腫を指摘されることも多い.

●子宮筋腫合併の有害事象もさまざまであるが,大きさ,数,位置により多彩な症状を引き起こすので,個別に対応する必要がある.

●手術に際しては,不測の事態に備えて行いうる複数の手技をイメージして臨むとよい.

●帝王切開後の合併症予防のためにも,帝王切開時に子宮筋腫核出術を同時に行うことが望ましいとする意見も増えてきている.

参考文献

1) 平松祐司 : 子宮筋腫合併妊婦の管理.子宮筋腫の臨床.pp227―235,メジカルビュー社,2008
2) Coronado GD, Marshall LM, Scharts SM : Complications in pregnancy, labor and delivery with uterine leiomyomas : A population-based study. Obstet Gynecol 95 : 764―769, 2000
3) 平松祐司 : 帝王切開時の子宮筋腫核出術.子宮筋腫の臨床.pp196―203,メジカルビュー社,2008
4) 平松祐司 : 子宮下部,前壁に筋腫がある場合の帝王切開術.OGS NOW 11.pp118―125,メジカルビュー社,2011
5) Park BJ, Kim YW : Safety of cesarean myomectomy. J Obstet Gynecol Res 35 : 906―911, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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