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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科67巻4号

2013年04月発行

増刊号 産婦人科当直医マニュアル―慌てないための虎の巻

II 婦人科編 1 「救急/時間外」の婦人科疾患

6.卵巣過剰刺激症候群

著者: 綾部琢哉1

所属機関: 1帝京大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.38 - P.41

文献概要

当直医へのcall

◆腹部膨満感,腹痛,呼吸不全,乏尿など,知らなければ脈絡のないような症状が全身に及ぶ.

◆卵胞発育促進薬を使用した不妊症患者に起こり,自然発生は稀であるため,問診が鑑別に重要である.

◆walk inが多いが,進行が早く,軽症とは言い切れない.

◆静脈血栓症が発生する場合は頭頸部・上肢に多く,普段遭遇することが少ないため気づきにくい.

参考文献

1) 日本産科婦人科学会 編 : 卵巣過剰刺激症候群 産婦人科研修の必修知識2011.pp474―478,2011
2) 苛原 稔,矢野 哲,深谷孝夫,他 : 平成20年度生殖・内分泌委員会報告 卵巣過剰刺激症候群の管理方針と防止のための留意事項.日産婦誌61 : 1138―1145,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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