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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科67巻4号

2013年04月発行

増刊号 産婦人科当直医マニュアル―慌てないための虎の巻

III 産科編 1 緊急対応を要する分娩時・分娩後疾患

6.子宮破裂

著者: 島内昌仁1 川端正清1

所属機関: 1同愛記念病院産婦人科

ページ範囲:P.112 - P.115

文献概要

当直医へのcall

当直医が助産師から受けるcall

 子宮破裂が起きたときに当直医が助産師から受けるcallは,以下の3点が想定される.

◆胎児心拍の異常(高度変動一過性徐脈ないし遅発性一過性徐脈)が出現し,産婦が強い痛みを訴えている(→切迫症状ないし初期症状).胎児心拍が聴取困難である.産婦に不穏状態が認められる(→不完全子宮破裂).

◆胎児心音消失,陣痛の消失,産婦のショック状態(→完全子宮破裂).

◆分娩後の子宮出血量が多い(→無症候性子宮破裂).

参考文献

1) 日本母性保護産婦人科医会 : 母体救急疾患―こんな時どうする.研修ノートNo 62.pp88―89,1999
2) 日本母性保護産婦人科医会 : 産道損傷.研修ノートNo 60.pp38―51,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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