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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科67巻4号

2013年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科当直医マニュアル―慌てないための虎の巻 III 産科編 3 妊産褥婦の合併疾患 その他

3.交通外傷

著者: 後藤摩耶子1 松岡哲也1

所属機関: 1大阪府泉州救命救急センター

ページ範囲:P.285 - P.288

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はじめに

 妊婦が妊娠中に,何らかの外傷に遭遇する確率は6~7%といわれており,母体が重症である場合15~40%に,軽傷であっても1~4%に胎児死亡が起こる.

 妊婦における重症外傷の発生頻度は決して高くはないが,妊娠週数により腹腔内臓器の解剖学的位置の変化や,妊娠に伴う生理学的徴候の変化を伴うため,特に周産期にある妊婦外傷例の初期診療を行うにあたっては,妊婦の特殊性を理解し,外傷に付随する産科的疾患を念頭におき,母体のみならず胎児の救命を考慮しなければならない.

参考文献

1) Grossman NB : Blunt trauma in pregnancy. Am Fam Physician 70 : 1303―1310, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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