文献詳細
連載 Obstetric News
文献概要
経口避妊薬(oral contraceptives : OCs)使用中の静脈血栓塞栓症(VTE)リスクは,妊娠中や分娩直後のVTEのリスクに比べれば非常に低いものの,OCs非使用者,非妊娠,そして,ホルモン補充療法非使用者に比べて高く,ドロスピレノン(DRSP)含有OCs使用者では,そのリスクがより高率になることを示唆するデータがある.
主なDRSP含有OCsは米国ではYAZが2006年から,また,ヨーロッパではYasminが2000年から広く使用されており,日本では,YAZが2010年に承認・発売されている.米国におけるYAZ,Yasminの適応は避妊,にきび治療,そして月経前不快気分障害(PMDD)である.DRSPのもつ作用から,使用中の体重増加や浮腫も他のOCsほど多くなく,PMDDに対しては他のOCsに比較して著効があり,多用されている.
主なDRSP含有OCsは米国ではYAZが2006年から,また,ヨーロッパではYasminが2000年から広く使用されており,日本では,YAZが2010年に承認・発売されている.米国におけるYAZ,Yasminの適応は避妊,にきび治療,そして月経前不快気分障害(PMDD)である.DRSPのもつ作用から,使用中の体重増加や浮腫も他のOCsほど多くなく,PMDDに対しては他のOCsに比較して著効があり,多用されている.
参考文献
米国産婦人科学会委員会見解No.540, 2012
掲載誌情報