文献詳細
連載 Estrogen Series
文献概要
今回はObstetrics and Gynecology誌から卵巣摘出術と性機能に関する論文をご紹介したい1).
毎年多くの子宮摘出術が行われているが,その大部分は良性疾患を適応としている.米国では子宮摘出術の25~55%が(任意)卵巣摘出術を伴っている.このような卵巣摘出の目的は将来の卵巣がんの発生や卵巣手術の可能性を除くことである.しかし,卵巣の存続は生存期間を増加させ,冠動脈疾患を減少させることが示されている1).
毎年多くの子宮摘出術が行われているが,その大部分は良性疾患を適応としている.米国では子宮摘出術の25~55%が(任意)卵巣摘出術を伴っている.このような卵巣摘出の目的は将来の卵巣がんの発生や卵巣手術の可能性を除くことである.しかし,卵巣の存続は生存期間を増加させ,冠動脈疾患を減少させることが示されている1).
参考文献
1) Erekson EA, et al : Sexual Function in Older Women After Oophorectomy. Obstet Gynecol 120 : 833─842, 2012
掲載誌情報