文献詳細
今月の臨床 産婦人科超音波診断―新しい技法とその臨床応用
文献概要
●Elastography技術は関心領域内の相対的な組織硬度の分布を描出するもので,絶対的な硬度評価は不可能である.
●同一の関心領域内に基準となる硬度のものと計測したい部位をおき,それらのstrain ratioを計測することで間接的に硬度評価をすることが可能である.
●Elastographyでは微小な圧迫を加えることが不可欠であり,人間の手で圧迫を加える以上ある程度の誤差が出ることは考慮する必要がある.
●子宮頸部Elastographyは子宮頸管長計測と同時に行えるというメリットの反面,子宮頸部の向きや児頭下降などにより正確な評価が困難である症例も少なくない.
●同一の関心領域内に基準となる硬度のものと計測したい部位をおき,それらのstrain ratioを計測することで間接的に硬度評価をすることが可能である.
●Elastographyでは微小な圧迫を加えることが不可欠であり,人間の手で圧迫を加える以上ある程度の誤差が出ることは考慮する必要がある.
●子宮頸部Elastographyは子宮頸管長計測と同時に行えるというメリットの反面,子宮頸部の向きや児頭下降などにより正確な評価が困難である症例も少なくない.
参考文献
1) 松村 剛,椎名 毅,大坂卓司,他 : Real-time Tissue Elastography技術の開発(解説).MEDIX 41 : 30―35, 2004
掲載誌情報