文献詳細
今月の臨床 思春期診療グレードアップ
思春期の月経異常
文献概要
●原発性無月経では,染色体異常や内外性器の形成異常などの性分化異常が主因となっている.
●手術療法,ホルモン療法などが行われるが,排卵誘発や妊娠が不可能な症例も多く存在する.
●どのように告知するかを慎重に考慮し,治療はその必要性を説明して十分理解を得られたうえで行う.
●手術療法,ホルモン療法などが行われるが,排卵誘発や妊娠が不可能な症例も多く存在する.
●どのように告知するかを慎重に考慮し,治療はその必要性を説明して十分理解を得られたうえで行う.
参考文献
1) 日本産科婦人科学会 : VI.月経に関する定義.産科婦人科用語集・用語解説集,改訂新版.pp409─410,金原出版,2003
2) 広井正彦 : 生殖内分泌委員会報告,思春期少女の肥満と性機能に関する小委員会(平成7年度~平成8年度)検討結果報告.日産婦誌49 : 367─377,1997
3) 榊原秀也 : 〈特集〉2次性徴発現異常の診療─女子を中心に─,性分化とその異常.思春期学25 : 229─236,2007
4) 菅沼信彦,古橋 円,安藤智子 : 原発性無月経.日本臨牀,別冊内分泌症候群2.379─383,2005
5) 三宅 侃,田中文平,本庄英雄,他 : 原発性無月経の原因.産婦進歩43 : 452─454,1991
6) 渡辺 尚 : 〈特集〉2次性徴発現異常の診療─女子を中心に─,原発性無月経の病因と診断.思春期学25 : 226─228,2007
7) 榊原秀也 : 特集,小児期発症内分泌疾患の生涯管理,Turner症候群,ホルモン補充療法(HRT).ホルモンと臨床58 : 235─239,2010
8) 永田智子,榊原秀也,平原史樹,他 : 酸化セルロース膜(インターシード®)を用いて造腟術を施行したRokitansky症候群(先天性腟欠損症)の2例.思春期学29 : 54,2011
掲載誌情報