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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科67巻8号

2013年08月発行

今月の臨床 婦人科がんの予防戦略と早期診断

子宮体がん

3.子宮体がん検診の意義

著者: 吉田祐司1 新倉仁2 八重樫伸生2

所属機関: 1石巻赤十字病院産婦人科 2東北大学産婦人科

ページ範囲:P.813 - P.817

文献概要

●子宮体がんは臨床病理学的にエストロゲン依存性のタイプ1とエストロゲン非依存性のタイプ2に分けられる.

●いわゆる早期発見を目的とする子宮体がん検診で現在有効と考えられているのはエストロゲン依存性のタイプ1についてである.

●現在,子宮体がん検診の対象は主に不正性器出血を訴える受検者であるが,より効率的な対象の絞り込みやタイプ2の早期診断に繋がるような検診方法の改善が望まれる.

参考文献

1) 野田起一郎 : 昭和54年・55年度 厚生省がん研究助成金による子宮体がんの早期診断に関する研究.1979,1980
2) 野田起一郎 : 昭和56年・57年度 厚生省がん研究助成金による子宮体がんの高危険群に関する研究.1979,1980
3) Yoshida Y, Sato S, Okamura C, et al : Evaluating the Accuracy of Uterine Cancer Screening with the Regional Cancer Registration System. Acta Cytol 45 : 157─162, 2001
4) Okamura CN, Sato S, Tsuji I, et al : Effectiveness of mass screening for endometrial cancer. Acta Cytol 46 : 277─283, 2002
5) Smith-Bindman R, Kerlikowske K, Ferdstein VA, et al : Endovaginal ultrasound to exclude endometrial cancer and other endometrial abnormalities. JAMA 280 : 1510─1517, 1998
6) 石原楷輔 : 閉経期における性器出血と超音波検査,パワーアップ経膣超音波.pp73─82,メディカルビユー社,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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