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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻1号

2014年01月発行

文献概要

合併増大号 今月の臨床 生殖医療の進歩と課題─安全性の検証から革新的知見まで ARTの安全性評価

1.ART登録からみた周産期異常

著者: 齊藤英和1

所属機関: 1国立成育医療研究センター不妊診療科

ページ範囲:P.84 - P.89

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●2008年の日本産科婦人科学会会告での「胚移植数を原則1個とする」によりARTの多胎率は約5%に低下した.

●これに伴い,早産率や低出生体重児の率も急激に減少した.

●新鮮胚移植に比較し凍結融解胚移植の治療で出生した単胎正期産児の体重は重かった.

参考文献

1) 齊藤英和 : ART登録システムとその登録データからわかるARTの現状.日産婦誌62 : 739─745,2009
2) 日本産科婦人科学会平成20年度倫理委員会・登録・調査小委員会報告 : 2007年分の体外受精・胚移植等の臨床実施成績および2009年7月における登録施設名.日産婦誌61 : 1853─1880,2009
3) 日本産科婦人科学会平成21年度倫理委員会・登録・調査小委員会報告 : 2008年分の体外受精・胚移植等の臨床実施成績および2010年7月における登録施設名.日産婦誌62 : 1821─1849,2010
4) 日本産科婦人科学会平成22年度倫理委員会・登録・調査小委員会報告 : 2009年分の体外受精・胚移植等の臨床実施成績および2011年7月における登録施設名.日産婦誌63 : 1881─1911,2011
5) 日本産科婦人科学会平成22年度倫理委員会・登録・調査小委員会報告 : 2010年分の体外受精・胚移植等の臨床実施成績および2012年7月における登録施設名.日産婦誌64 : 2110─2140,2011
6) Nakashima A, Araki R, Tani H, et al : Implications of assisted reproductive technologies on term singleton birth weight : an analysis of 25,777 children in the national assisted reproduction registry of Japan. Fertil Steril 99 : 450─455, 2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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