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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科68巻1号

2014年01月発行

連載 Obstetric News

分娩活動期の開始―子宮頸管開大6cm以降?

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久レディースクリニック

ページ範囲:P.161 - P.163

文献概要

 活動期に至るまでの時期を潜伏期と定義したのは,Friedmanらの1950年代の研究(Friedman EA : Clin Perinatol 8 : 15,1981/Friedman EA, et al : Obstet Gynecol 33 : 145, 1969)からであり,現在に至っている.

 Friedmanらは,1950年代当時,“理想的分娩”と考えられていた妊婦500人の子宮頸管開大(開大)進行をグラフ化した.理想的分娩とは,満期,頭位,単胎妊娠であった.しかし,当時,妊婦は相当量のモルヒネ投与を受けることが多く,出口鉗子を使用した器械的分娩も少なくなかった.現在は,そのような分娩を理想的とは考えないであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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